転職したいと考えているときには魅力的な求人を探し、選考を通過しようということに執着してしまいがちです。
しかし新しい会社に思いを馳せるからこそ、今までお世話になった会社のことも忘れてはいけません。
転職するということは今の会社から退社するということ。
当たり前ですが、退職しなければ新しい会社から内定を得られたとしても入社できる状態にはならないのです。
内定が出て来月から働きますと告げたとしても、退職でトラブルが起こって入社日に間に合わないケースも多くあります。
転職を成功させるためには志望企業から理想的な条件で内定をもらうだけでなく、退職するタイミングを見計って予定通りに入社できるようにすることが重要です。
退職のタイミングがいつが良いかは職場の状況によって大きく異なります。
退職届を出せば特に業務の引き継ぎをする必要もなく現場を去ることができるという場合にはあまり焦る必要はありません。
しかし、優秀な人材だから是非とも残って欲しいと引き止めにあってしまうリスクがあったり、十分に引き継ぎに時間を費やさなければならなかったりする場合には早めに退職の話を切り出しておく必要があります。
法的には14日前に希望を伝えれば退職することができますが、人間関係の問題が生じてしまうリスクがあることは否めません。
できるだけ早い段階で転職する意思があることを伝えておくのが賢明です。
理解がある上司ならすぐにでも話をしましょう。